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外壁塗装は、お住まいの美観を保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守るという非常に重要な役割を担っています。しかし、「外壁塗装の工期ってどれくらいかかるの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

「1週間で終わる」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に短い工期が良いことなのでしょうか?残念ながら、外壁塗装において「早すぎる工事」は、手抜き工事のサインである可能性が非常に高いです。

このコラムでは、皆様が安心して外壁塗装を依頼できるよう、外壁塗装の「適正な工期」について、なぜその期間が必要なのか、そして短い工期での工事がなぜ危険なのかを、熊本の川本塗装が詳しく解説いたします。長期的に見て、ご自宅をしっかりと保護し、美しい状態を保つために「適正な工期」の重要性をご理解いただければ幸いです。

目次

  1. 外壁塗装の「適正な工期」とは?~川本塗装の見解~
  2. 外壁塗装の主要工程とそれぞれの役割
    • 2-1. 足場の組み立て
    • 2-2. 高圧洗浄
    • 2-3. シーリング工事
    • 2-4. 養生
    • 2-5. 下塗り
    • 2-6. 中塗り・上塗り(塗装の要)
    • 2-7. 徹底した検査体制
    • 2-8. 足場の解体・最終確認
  3. なぜ「乾燥時間」が重要なのか?
  4. 工期が短すぎる業者の「落とし穴」と見極め方
  5. 熊本で失敗しない外壁塗装業者選びのポイント
  6. 外壁塗装の工期が延びる可能性について
  7. まとめ|熊本の外壁塗装は「川本塗装」へお任せください

1. 外壁塗装の「適正な工期」とは?~川本塗装の見解~

外壁塗装の工期は、ご自宅の大きさや形状、選ぶ塗料の種類、補修箇所の有無などによって多少異なりますが、一般的な戸建て住宅の場合、川本塗装では約3週間を適正な工期としております。

中には「1週間で外壁塗装が終わる」という業者も存在しますが、これは非常に危険な兆候であると私たちは断言します。なぜなら、外壁塗装は単に塗料を塗れば良いというものではなく、下地処理から仕上げまで、それぞれの工程に十分な時間を要するからです。特に塗料の乾燥時間や、各工程ごとの入念なチェックは、品質を確保する上で決して省くことのできない重要な要素です。

お客様の大切なご自宅を長持ちさせ、塗料の性能を最大限に引き出すためには、この「適正な工期」を守ることが不可欠です。熊本の川本塗装では、お客様にご納得いただける高品質な外壁塗装を提供するために、十分な工期を確保し、丁寧な施工を心がけております。

2. 外壁塗装の主要工程とそれぞれの役割

外壁塗装の工事は、いくつかの重要な工程を経て完成します。それぞれの工程には、お住まいの耐久性を高め、美しい仕上がりを実現するための大切な役割があります。ここでは、川本塗装が行う外壁塗装の主要な工程と、それぞれの目安期間についてご説明いたします。

2-1. 足場の組み立て

安全かつ効率的に作業を進めるために、まずはお住まいの周囲に足場を組み立てます。高所作業が伴う外壁塗装において、足場は職人の安全を確保し、隅々まで均一に塗装を行うために欠かせません。また、飛散防止ネットを張ることで、近隣への塗料の飛び散りを防ぐ役割も果たします。

2-2. 高圧洗浄

外壁全体に付着したカビ、コケ、藻、排気ガスによる汚れ、古い塗膜などを高圧洗浄機で徹底的に洗い落とします。この工程は、新しい塗料が外壁にしっかりと密着するための非常に重要な下地処理です。汚れが残っていると、塗料が剥がれやすくなったり、早期に劣化してしまう原因となります。

高圧洗浄

2-3. シーリング工事

外壁のボードとボードの隙間や、窓周りなどに施工されているシーリング材(コーキング材)の劣化状況を確認し、必要に応じて打ち替えや増し打ちを行います。シーリングは、建物の防水性や気密性を保つ上で非常に大切な部分です。劣化を放置すると、雨漏りの原因となるだけでなく、建物内部の構造材を傷めることにもつながります。

シーリング

2-4. 養生

塗装を行わない部分(窓、ドア、エアコンの室外機、植木、地面など)に塗料が付着しないよう、ビニールシートなどで丁寧に覆います。養生は、仕上がりの美しさを左右するだけでなく、お客様の財産を保護するためにも欠かせない作業です。細部にわたる丁寧な養生が、美しい仕上がりへと繋がります。

2-5. 下塗り

外壁と中塗り・上塗り塗料の密着性を高めるために、下塗り材を塗布します。下塗り材には、外壁材の吸い込みを抑える効果や、上塗り材の性能を最大限に引き出す役割があります。この工程を省いたり、適切に行わなかったりすると、どんなに良い塗料を使っても、本来の性能が発揮されず、早期に剥がれや色あせが発生する原因となります。

2-6. 中塗り・上塗り(塗装の要)

塗料が本来持つ機能性(防水性、遮熱性、低汚染性など)や美しい色合いを発揮させるための重要な工程です。同じ塗料を2回塗ることで、塗膜に十分な厚みを持たせ、均一な仕上がりと耐久性を確保します。それぞれの塗りの間には、塗料がしっかりと乾燥するための適切な時間を設けることが不可欠です。この乾燥時間を守らずに重ね塗りを行うと、塗膜が十分に硬化せず、ひび割れや膨れの原因となります。

中塗り

2-7. 徹底した検査体制

川本塗装では、各工程の完了ごとに厳しい基準で検査を行っております。特に塗料を塗ってしまうと見えなくなる下地処理の段階では、中間検査を徹底し、洗浄やシーリング処理が適切に行われているかを入念に確認します。また、最終的な完成時にも、塗膜の厚み、塗りのムラ、養生跡の確認などを細かくチェックし、お客様にご満足いただける品質を追求いたします。

検査

2-8. 足場の解体・最終確認

全ての塗装工事と検査が完了した後、足場を慎重に解体します。その後、お客様と一緒に最終的な仕上がりをご確認いただき、問題がなければ工事完了となります。

【表】外壁塗装の一般的な工程と目安期間(川本塗装の場合)

工程名作業内容目安期間(一般的な戸建て)
足場の組み立て作業安全確保と飛散防止ネットの設置1日~2日
高圧洗浄外壁表面の汚れ、カビ、コケ、旧塗膜の徹底除去1日~2日
シーリング工事目地の打ち替え・増し打ちにより防水性・気密性を確保2日~4日
養生塗装しない部分(窓、ドアなど)の保護1日~2日
下塗り塗料の密着性向上、吸い込みムラ防止1日~2日
中塗り塗料の機能性発揮、塗膜の厚み確保(乾燥時間を挟む)1日~2日
上塗り塗膜の最終形成、色ムラ補正、耐久性向上(乾燥時間を挟む)1日~2日
検査・手直し各工程完了ごとの品質チェック、最終確認2日~3日
足場の解体最終確認後の足場撤去、清掃1日~2日
合計約3週間

※上記の期間は目安であり、建物の状態や作業内容によって変動する場合がございます。

3. なぜ「乾燥時間」が重要なのか?

外壁塗装の工程において、「乾燥時間(インターバル)」は非常に重要な要素です。塗料は、塗布後すぐに乾燥するわけではありません。塗料の種類によって異なりますが、一般的には数時間から24時間以上の乾燥時間が必要とされます。

この乾燥時間を守らずに次の塗料を重ねてしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 塗膜の剥がれやひび割れ: 完全に乾燥していない塗膜に重ね塗りすると、内部の溶剤が蒸発する際に塗膜が浮いたり、ひび割れたりすることがあります。
  • 耐久性の低下: 塗料が本来持つ性能(防水性、耐久性など)を十分に発揮できず、結果として塗膜の寿命が短くなってしまいます。
  • 色ムラやムラ: 塗料が均一に定着せず、仕上がりの美しさが損なわれることがあります。
  • 光沢の低下: 塗料本来の持つツヤが出ず、見た目が悪くなることがあります。

川本塗装では、各塗料メーカーが定める乾燥時間を厳守することはもちろん、熊本の環境特性も踏まえ、塗膜が十分に硬化するまで次の工程には進みません。これにより、塗料の性能を最大限に引き出し、お客様のお住まいの美しさと耐久性を長期にわたって維持することをお約束いたします。

4. 工期が短すぎる業者の「落とし穴」と見極め方

「1週間で外壁塗装が完了します!」
このような甘い言葉には、大きな落とし穴が潜んでいる可能性があります。短い工期を謳う業者の多くは、以下のような手抜き工事を行っている場合があるからです。

  • 乾燥時間の無視: 最も多い手抜きの一つです。乾燥時間が不十分なまま次の塗料を重ねることで、上記で解説したような塗膜の早期劣化を引き起こします。
  • 工程の省略: 下塗り、中塗り、上塗りの工程のうち、いずれかを省略したり、塗料を薄めて使ったりすることで、塗膜の厚みが足りなくなります。これにより、塗料本来の性能が発揮されず、耐久性が著しく低下します。
  • 下地処理の不徹底: 高圧洗浄やシーリング補修、下地補修などを十分に行わず、汚れや劣化の上から塗装してしまうことで、数年後には塗膜の剥がれや膨れなどの問題が発生する可能性が高まります。
  • 人件費削減のための無理な工期: 業者側の利益を最大化するため、無理に作業を急がせることで、作業品質が低下したり、職人の疲労によるミスが発生しやすくなります。

見極めのポイントは「工程表」です。

信頼できる外壁塗装業者は、お客様に必ず詳細な工程表を提示します。この工程表には、各作業の内容とそれに要する日数、そして塗料の乾燥時間などが明確に記載されています。

もし、契約前に工程表の提示を拒否したり、非常に曖昧な説明しかしない業者であれば、注意が必要です。特に「激安を謳っている業者」や「訪問販売で急な契約を迫る業者」には、より慎重な姿勢で臨むことをお勧めします。

熊本で外壁塗装を検討される際は、価格だけでなく、適正な工期と丁寧な工程についてしっかりと説明してくれる信頼できる業者をお選びください。

5. 熊本で失敗しない外壁塗装業者選びのポイント

熊本で外壁塗装を成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。以下に、業者選びのポイントをまとめました。

  • 詳細な工程表を提示してくれるか: 上記で述べた通り、各工程と乾燥時間が明記された工程表を提示してくれる業者は、施工品質に自信と責任を持っています。
  • 丁寧な現地調査とヒアリングがあるか: お客様のご自宅の状態を正確に把握し、ご要望を丁寧に聞き取ろうとする姿勢があるかを確認しましょう。適当な見積もりや、一方的な提案しかしない業者は避けるべきです。
  • 塗料や施工について丁寧に説明してくれるか: どのような塗料を使い、どのような工程で進めるのかを、専門用語を避け、分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。質問に対して明確に答えてくれるかも重要です。
  • 地域密着型で実績が豊富か: 熊本の地域特性を理解し、その地域での施工実績が豊富な業者は、万が一の際にも迅速な対応が期待でき、地域の評判も確認しやすいでしょう。
  • アフターフォローや保証制度が充実しているか: 施工後の保証や、定期的な点検など、長期的なお付き合いを見据えたサポート体制があるかを確認しましょう。

川本塗装は、熊本の皆様に長年にわたり信頼される外壁塗装店として、常に品質とお客様満足度を追求してまいりました。現地調査からお見積もり、施工、そしてアフターフォローまで、一貫してお客様に寄り添い、丁寧なサービスを提供することをお約束いたします。

6. 外壁塗装の工期が延びる可能性について

一般的な戸建て住宅の外壁塗装の適正工期は約3週間とお伝えしましたが、場合によっては工期が4週間から1ヶ月程度に延びる可能性もございます。これは主に以下のようなケースが考えられます。

  • 付帯工事の追加: 外壁塗装と同時に、雨樋の交換、板金工事、屋根瓦の修繕、サイディングボードの張り替えなどの付帯工事が必要になった場合です。これらの工事は専門の職人が入ることもあり、全体の工期が長くなる傾向があります。
  • 事前診断で判明する追加補修: 外壁材の劣化が想像以上に進んでいた場合や、内部に腐食が見つかった場合など、塗装前に大規模な補修が必要になることがあります。これにより、工期が延びることがございます。
  • 特殊な塗料の使用: ごく稀に、通常の塗料よりも乾燥時間が長く設定されている特殊な塗料を使用する場合や、複数の種類の塗料を使い分ける場合など、工期が長くなることがあります。
  • その他予期せぬ事情: 工事中に建物の状態により追加工事が必要になった場合など、やむを得ない事情で工期が延びる可能性もございます。

川本塗装では、お客様に安心して工事をお任せいただくために、工事期間中に上記のような事情で工期が変更になる可能性がある場合には、必ず事前にお客様にご説明し、ご納得いただいた上で進行いたします。透明性の高いコミュニケーションを心がけ、不明な点がございましたらどんなことでもお気軽にご質問いただける体制を整えております。

7. まとめ|熊本の外壁塗装は「川本塗装」へお任せください

外壁塗装は、お客様の大切なご自宅を長期間守り、その価値を維持するための重要な投資です。短すぎる工期や、安さだけを追求した工事は、結果として早期の劣化や再塗装が必要となり、かえって高額な費用がかかってしまうことになりかねません。

川本塗装は、「早く終わる=手際が良い」という考え方ではなく、「適正な工期で、最高の品質を提供すること」こそが、お客様にとって最も価値のあることだと考えております。熟練の職人による丁寧な作業、各工程での徹底した品質管理、そして塗料の性能を最大限に引き出すための十分な乾燥時間を守ることで、外壁の美しさと耐久性を長期間にわたって確保いたします。

ご自宅の現状から、どのような工事が必要で、どれくらいの期間がかかるのか、そして費用はどのくらいになるのかなど、どんな些細な疑問でも構いません。熊本で外壁塗装をご検討の際は、ぜひ川本塗装にご相談ください。お客様のご要望に真摯に耳を傾け、最適なプランをご提案させていただきます。

お見積もりやご相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。


執筆者/監修者

川本 周一郎の写真

株式会社川本塗装 代表取締役

川本 周一郎

1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、外装劣化診断士 職人歴25年

1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は25年。
日々、外壁塗装の現場調査や、メンテナンスの提案、塗装工事の現場管理、アフターサービスを行っています。
塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。
サービスと工事品質の向上を追求し続け、お客様により高い満足と安心をご提供し続けます。

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