スタッフブログ
【熊本の住宅防犯】絶対に知っておきたい!プロが教える最強の防犯対策で家族と財産を守る
2025.09.02
スタッフブログ
執筆者/監修者
川本 周一郎
「うちの周りは安全だから大丈夫」
「まさか自分の家が狙われるなんて…」
熊本ののどかな環境で暮らしていると、つい防犯意識が薄れてしまいがちではないでしょうか。しかし、その油断が、空き巣などの侵入犯罪を招く最大の隙となってしまいます。
最近、SNSなどで「門柱に石が置かれていたら空き巣のマーキングの可能性がある」といった情報が話題になりました。これは、留守かどうかを確認するための手口の一つと言われています。犯人たちは、私たちが思う以上に巧妙な手口で、常に狙う家を探しているのです。
新築で家を建てるなら、デザインや性能はもちろん重要ですが、それと同じくらい「防犯対策」にも目を向ける必要があります。一生に一度の大きな買い物であるマイホームが、犯罪のターゲットになってしまっては元も子もありません。
そこで今回は、熊本で多くの住宅塗装を手掛ける「川本塗装」が、住宅のプロとして、そして地域の安全を守る一員として、絶対に知っておくべき最強の防犯対策について徹底的に解説します。これから家を建てる方はもちろん、今のお住まいの防犯に不安を感じている方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- はじめに:あなたの家は大丈夫?忍び寄る侵入犯罪の影
- 防犯対策の三大原則「侵入させない」「狙われにくくする」「侵入されてもすぐに分かる」
- 【最重要】侵入経路の約7割!「窓」と「玄関」の防犯対策
- 設計段階で差がつく!泥棒が嫌がる家の作り方
- 効果は絶大!おすすめの防犯設備4選
- 今日からできる!防犯意識を高める5つの習慣
- 【データで見る】熊本の住宅侵入犯罪の実態
- まとめ:安心な暮らしは防犯対策から。専門家「川本塗装」にご相談ください
1. はじめに:あなたの家は大丈夫?忍び寄る侵入犯罪の影
冒頭でも触れたように、犯罪者は実に様々な方法でターゲットとなる家の情報を収集しています。
- 門柱の石によるマーキング
- 電気メーターの動きの確認
- 郵便受けに溜まった郵便物の量
- ゴミ出しの様子
- 表札や洗濯物からの家族構成の推測
これらはほんの一例です。特に、人の出入りが少ない、地域とのコミュニケーションが希薄といった家は、格好のターゲットになりやすいと言われています。
「うちは田舎だから」「近所付き合いもあるし」といった安心感は、残念ながら現代の犯罪者には通用しません。むしろ、都市部よりも地域の目が届きにくい地方の方が、大胆な犯行に及ぶケースも報告されています。
まずは、「自分の家も狙われる可能性がある」という意識を持つこと。それが最強の防犯対策の第一歩です。
2. 防犯対策の三大原則「侵入させない」「狙われにくくする」「侵入されてもすぐに分かる」
やみくもに対策を講じるのではなく、まずは防犯の基本となる考え方を理解することが重要です。住宅の防犯対策は、大きく分けて以下の3つの原則に基づいています。
- 侵入させない(抵抗性の強化)
物理的に家への侵入を困難にすることです。鍵を強固なものにしたり、窓ガラスを割れにくいものにしたりする対策がこれにあたります。 - 狙われにくくする(被視認性の確保・領域性の強化)
「この家は防犯意識が高そうだ」「侵入するのが難しそうだ」と犯罪者に思わせ、ターゲットから外させることです。見通しの良い外構にしたり、防犯カメラを設置したりすることが有効です。 - 侵入されてもすぐに分かる(検知・覚知)
万が一侵入された場合に、音や光で威嚇し、犯行を継続させない、あるいはすぐに異常を察知できるようにすることです。センサーライトや警報装置などがこれにあたります。
この3つの原則をバランス良く組み合わせることで、住宅の防犯性能は飛躍的に向上します。
3. 【最重要】侵入経路の約7割!「窓」と「玄関」の防犯対策
警察庁の統計によると、住宅への侵入窃盗(空き巣)で最も多い侵入経路は「窓」、次いで「玄関」です。つまり、この2箇所の防犯レベルを上げることが、最も効果的な対策と言えます。
玄関ドアの防犯対策
- ピッキングに強い「ディンプルキー」を採用する
従来のギザギザした鍵ではなく、表面に複数のくぼみ(ディンプル)がある鍵です。構造が複雑なため、ピッキングによる不正解錠が非常に困難です。
- 「ワンドア・ツーロック」を徹底する
1つのドアに2つの鍵を取り付けることです。解錠に時間がかかるため、泥棒は侵入を諦める可能性が高くなります。最近の玄関ドアは標準でツーロックですが、勝手口なども忘れずに対策しましょう。 - サムターン回し対策を行う
ドアの外側からドリルで穴を開け、針金などで内側のつまみ(サムターン)を回して解錠する手口です。工具でないと回せない「空転サムターン」や、取り外し可能なサムターンなどが有効です。 - 履歴が残る「電子錠」もおすすめ
カードキーや暗証番号、指紋認証などで施解錠するタイプです。鍵の紛失リスクがなく、誰がいつ出入りしたかの履歴が残るため、防犯性がさらに高まります。
窓の防犯対策
- 「防犯合わせガラス」または「強化ガラス」にする
2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだ「防犯合わせガラス」は、衝撃を加えても貫通しにくく、大きな破壊音が出るため、泥棒が最も嫌うガラスの一つです。特に、侵入の足場になりやすい1階の窓には必須と言えるでしょう。
- 「シャッター」や「雨戸」を設置する
物理的に窓を覆うシャッターや雨戸は、侵入を困難にする非常に有効な手段です。ただし、閉めっぱなしにしていると「留守です」とアピールしているようなもの。タイマー機能付きの電動シャッターなどを活用し、在宅を装う工夫も大切です。
- ピッキングされにくい「クレセント錠」を選ぶ
窓の鍵であるクレセント錠も、ピッキングで簡単に開けられないような、鍵付きのものやダイヤル式のものを選ぶと安心です。 - 補助錠を取り付ける
クレセント錠に加えて、窓の上下に補助錠を取り付けることで、防犯性は格段にアップします。
4. 設計段階で差がつく!泥棒が嫌がる家の作り方
家の防犯対策は、建物が完成してからでも可能ですが、設計段階で工夫することで、より効果的かつコストを抑えて実現できます。
死角を作らない外構・フェンス計画
高さのある塀や生い茂った植栽は、プライバシーを守る一方で、一度敷地内に侵入されると外からの視線を遮る「隠れ蓑」になってしまいます。
- 見通しの良いオープン外構を基本とする
- フェンスは、完全に視線を遮らないメッシュタイプなどを選ぶ
- 植栽は定期的に剪定し、建物の周りをスッキリさせておく
このように、適度な開放感を保ち、周囲からの視線が届きやすい環境を作ることが、泥棒を寄せ付けないポイントです。
音で知らせる「防犯砂利」のススメ
家の周りや裏口、窓の下などに敷き詰める「防犯砂利」。踏むと「ジャリジャリ」と大きな音が出るため、侵入者は非常に嫌がります。ホームセンターなどで手軽に購入でき、DIYでも施工可能なコストパフォーマンスの高い防犯対策です。
足場になるものを置かない工夫
エアコンの室外機、給湯器、物置、ゴミ箱など、建物の周りに置かれたものは、2階の窓へ侵入するための足場として利用される危険性があります。
- 窓の真下には足場になるものを置かない
- 室外機は、窓から離れた場所に設置するか、専用のカバーを取り付ける
設計段階であれば、これらの配置をあらかじめ考慮することが可能です。
不在を悟らせない「宅配ボックス」
郵便受けに新聞やチラシが溜まっている状態は、留守であることのサインになります。不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスを設置することで、長期間家を空けていることを悟られにくくします。
5. 効果は絶大!おすすめの防犯設備4選
建物の対策と合わせて導入したいのが、防犯設備です。最新の設備は性能も向上しており、大きな安心感を得られます。
人感センサー付きライト
人の動きや熱を感知して自動で点灯するライトです。夜間に不審者が近づくと、パッと明かりがつくことで相手を威嚇し、犯行を思いとどまらせる効果があります。玄関や勝手口、庭、駐車スペースなど、家の周りの暗がりになりやすい場所に設置しましょう。
防犯カメラ(ダミーでも効果あり)
「監視されている」という意識は、犯罪者にとって大きなプレッシャーになります。防犯カメラの設置は、犯罪の抑止効果として非常に有効です。
もちろん本物のカメラが最も効果的ですが、予算的に厳しい場合は、本物そっくりなダミーカメラでも一定の効果は期待できます。ただし、配線がなかったり、明らかに偽物と分かるものは逆効果になる可能性もあるため、精巧なものを選びましょう。
スマートドアホン
来訪者を映像で確認できるテレビドアホンは、今や必須の設備です。中でも、スマートフォンと連携できる「スマートドアホン」は、外出先からでもリアルタイムで来訪者を確認し、応対することができます。
これにより、家にいなくても在宅を装うことができ、留守を狙った空き巣対策に非常に有効です。
室内センサー
万が一、窓やドアが破られて侵入された場合に、異常を検知して大音量の警報音を鳴らしたり、スマートフォンに通知を送ったりするセンサーです。警備会社と契約する本格的なホームセキュリティシステムもありますが、最近では月額料金不要で手軽に導入できる製品も増えています。
6. 今日からできる!防犯意識を高める5つの習慣
高価な設備を導入しなくても、日々の少しの心がけで防犯レベルを上げることは可能です。
- SNSの使い方に注意する
旅行や長期の帰省など、家を長期間留守にすることが分かるような投稿は控えましょう。特に、リアルタイムでの投稿は「今、家は留守ですよ」と世界中に発信しているのと同じです。投稿は帰宅後に行うなど、時間差をつける工夫をしましょう。 - 郵便物を溜めない
前述の通り、郵便受けが満杯の状態は空き巣のターゲットになりやすいです。長期不在にする場合は、郵便局に不在届を提出し、配達を一時的に止めてもらう手続きをしましょう。 - カーテンやシャッターをタイマーで動かす
スマートホーム化が進み、カーテンやシャッターをタイマーで自動開閉できる製品が増えています。毎日決まった時間に開閉させることで、不在を悟られにくくします。 - ご近所付き合いを大切にする
昔ながらの方法ですが、地域コミュニティの力は最大の防犯対策です。挨拶を交わし、普段からコミュニケーションを取っておくことで、見慣れない人物がうろついていた際に「あれ?」と気付いてもらいやすくなります。
- 「防犯パトロール中」などのステッカーを貼る
地域の防犯意識の高さをアピールするステッカーを玄関や窓に貼っておくだけでも、一定の抑止効果が期待できます。
7. 【データで見る】熊本の住宅侵入犯罪の実態
ここで、住宅への侵入犯罪がどのような手口で行われているのか、具体的なデータを見てみましょう。これは、自分たちの家で特に重点的に対策すべき箇所を知るための重要な指標となります。
侵入手段 | 認知件数 | 割合 |
---|---|---|
無締り | 8,954件 | 51.5% |
ガラス破り | 5,015件 | 28.8% |
合かぎ | 933件 | 5.4% |
その他 | 2,492件 | 14.3% |
表1:住宅対象侵入窃盗の侵入手段(令和5年・全国)
※出典:警察庁「住まいる防犯110番」
このデータから分かる衝撃的な事実は、侵入窃盗の半数以上が、鍵のかかっていない「無締り」の家を狙っているということです。ゴミ出しなどのわずかな時間でも、必ず施錠する習慣を徹底することが、最も簡単で効果的な防犯対策と言えます。
また、施錠されている家に対しては、次に「ガラス破り」が多いことが分かります。これは、ドライバーなどを使って静かにガラスを割り、そこから手を入れて鍵(クレセント錠)を開けるという手口です。やはり、窓の防犯対策の重要性がこのデータからも見て取れます。
熊本県内においても、残念ながら侵入窃盗は発生しています。他人事と思わず、これらのデータを参考に、ご自身の家の弱点を見直し、対策を講じることが重要です。
8. まとめ:安心な暮らしは防犯対策から。専門家「川本塗装」にご相談ください
今回は、新築住宅を建てる際に知っておくべき防犯対策について、多角的な視点から解説しました。
- 防犯の三大原則は「侵入させない」「狙われにくくする」「侵入されてもすぐに分かる」
- 最重要対策箇所は侵入経路の7割を占める「窓」と「玄関」
- 設計段階からの工夫で、より効果的な防犯対策が可能
- 防犯設備と日々の防犯意識の向上の両輪が大切
- 最も多い侵入手口は「無締り」。施錠の徹底が基本中の基本
大切な家族と財産を守るためには、「やりすぎかな?」と思うくらいの対策が、結果的に大きな安心に繋がります。
熊本で新築やリフォーム、外壁塗装をご検討中の皆様、私たち川本塗装は、ただ家を綺麗にするだけでなく、皆様が末永く安心して暮らせる住まいづくりのお手伝いをしたいと考えています。
防犯対策は、専門的な知識も必要です。
「うちの場合は、どんな対策が効果的なんだろう?」
「防犯ガラスや防犯カメラの設置も相談できる?」
そんな疑問やご不安がございましたら、どうぞお気軽に私たち川本塗装にご相談ください。地域の特性を熟知したプロの視点から、お客様一軒一軒に最適な防犯対策プランをご提案させていただきます。お問い合わせを心よりお待ちしております。
執筆者/監修者
株式会社川本塗装 代表取締役
川本 周一郎
1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、外装劣化診断士 職人歴25年
1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、外装劣化診断士の資格を持ち、塗装職人経験は25年。
日々、外壁塗装の現場調査や、メンテナンスの提案、塗装工事の現場管理、アフターサービスを行っています。
塗装工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。
サービスと工事品質の向上を追求し続け、お客様により高い満足と安心をご提供し続けます。
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